NEWS
COLUMN
VOICE

VOICE参加者の声

言論の力を導き出し、民主主義や平和のための行動を促した

神保 謙 (慶應義塾大学総合政策学部教授) 20年前の設立前後に、工藤代表が「新しい言論の場を作りたいんだよ」と熱い思いを、駆け出しの研究者だった私に語ってくれたことを思い出します。NPO運営を取り巻く環境が厳しい中で、愚直に言論の大切さを一貫して唱え続けたことが、内外多くの方々の支持と共感を得たのだと思います。言論NPOの理念と活動に微力ながら奉仕したい、というのが20年後の私の思いです。 民主主義や平和の大切さを説くことは、決定の権力や現実主義を前にして、ときに弱々しく響きがちです。それでも言論人の世論調査、政党のマニフェスト評価、主要国との対話によって、言論の力を導き出し、民主主義や平和のために何をすべきかという行動を促した功績は、どのシンクタンクも達成し得なかったことです。 「20周年を迎える言論NPOへのメッセージ」

内政と外交の両次元にまたがって、精力的な民間外交を担う

吉田徹(同志社大学政策学部教授) 言論NPOは日本で数少ない民間・独立系のシンクタンクであり、しかも内政と外交の両次元にまたがって、精力的な民間外交を担っています。いかなる党派性を持たず、民間の出資でもって成り立つシンクタンクであることは、優れたシンクタンクであることの証左であり、信頼を寄せてもらうためのグローバルなスタンダードです。日本では稀有なそのようなシンクタンクが20年間続いてきたことを過小評価すべきではありません。 人新生時代、新たな権威主義政治の台頭、AIによるシンギュラリティ下での労働、情報社会の中の自由と安全、核拡散、グローバルな人間の移動、国際社会を安定させる覇権国の不在等々、国際社会が直面している問題は数えきれないばかりか、増える一方です。言論NPOがそうした課題について長期的かつ客観的視野から積極的に取り組んでいかれることを願って止みません。 「20周年を迎える言論NPOへのメッセージ」

議論に参加して一緒に課題を考える

(ダミー)民間の取り組みには特別な役割があります。それは、政府が本来行うべきことを一歩、あるいは半歩前に進め、環境を作り出すことです。 そうして始めたのが「民間外交」です。 各国の知識層や世界やアジアのシンクタンクと協働し、集まった知見を国内外に強く発信するとともに各国政府へ提案を行っています。 私たちは、アジアの紛争回避と地球規模の課題を解決するための新しい流れを生み出そうとしています。

議論に参加して一緒に課題を考える

(ダミー)民間の取り組みには特別な役割があります。それは、政府が本来行うべきことを一歩、あるいは半歩前に進め、環境を作り出すことです。 そうして始めたのが「民間外交」です。 各国の知識層や世界やアジアのシンクタンクと協働し、集まった知見を国内外に強く発信するとともに各国政府へ提案を行っています。 私たちは、アジアの紛争回避と地球規模の課題を解決するための新しい流れを生み出そうとしています。